堀口VS朝倉海について～現代MMAは分析が重要です～

こんばんは！
今宮ゆうきです。

今回はRIZINバンダム級タイトルマッチとして組まれた超豪華カード堀口VS朝倉海について語りたいと思います。
試合のポイントは3つです。

①堀口は怪我前のコンディションに戻っているのか？

これについては今回の試合では分かりませんでした。

私は試合前、朝倉海の方が勝つと予想していましたが、その理由は怪我明けの堀口はコンディションが以前程、良くなく打撃で朝倉に分があると思ったからでした。

仮に堀口のコンディションが良かったとしても朝倉の方がリーチが長く、乱打戦のスキルも上だと思ったので、スタンディングで朝倉が大きなダメージを堀口に与えるだろうと思っていました。

しかし実際の試合ではカーフキックで堀口が朝倉に大きなダメージを与え、朝倉が苦し紛れの飛び膝蹴りをした所にカウンターを合わせて堀口が試合を制しました。

恐らくですが堀口サイドは体の状態が未知数だったので遠くからのステップの踏み込みで戦うスタイルを使わずに今回の作戦を選んだのだと思います。

コンディションが不透明でもKO勝ちする堀口は、お見事でした！

②打撃とグラウンド、どちらで決着が着くのか？

打撃で堀口が圧倒して勝ちました。

今回、私は朝倉が勝つならパンチの打ち合いで堀口が勝つならグラウンドでと予想していました。

しかし実際は堀口が打撃、しかも空手ベースの遠間からのパンチではなくカーフキックで勝ちました。

朝倉は立て続けに堀口のカーフキックを綺麗に貰ってしまっていたので、恐らく朝倉サイドは堀口がカーフキックで攻めてくると予想していなかったと思います。

前回、朝倉未来の作戦によって完敗した堀口が未来のお株を奪う様な頭脳戦を展開したのは、MMA大国アメリカで戦い続けてきた堀口とアメリカントップチームの意地を感じました。

③何故、朝倉は立て続けに堀口のカーフキックを貰ってしまったのか？

堀口は朝倉の動きの癖を完全に捕らえていたと思います。

堀口がカーフキックを打ったタイミングは朝倉がサイドに動くタイミング、パンチの打ち終わり等、キックを避けられない瞬間でした。

朝倉の試合の反省点としては、前の足(左足)を後ろの足にクロスさせる様な形で大きく右側に動かしながらサイドに動いていた事かな？と素人ながらに思いました。

堀口の蹴りが届く範囲にいる時はサイドに動く時は右足、左足の順番で細かく右側にステップすれば堀口の蹴りをカットする事も出来たのではないかとも思いました。

只、こんな事は試合が終わった後の結果論なのでフィジカルトレーニングやボクシングトレーニング等で前回の堀口戦の時より大きくレベルアップしていた朝倉の事も大きく讃えたいと心から思います。
本当にお疲れ様でした。

今日の堀口と朝倉の試合と井岡と田中の試合には本当に興奮させてもらいました！
良い大晦日を過ごさせてもらい、素晴らしい4人のファイターには感謝でいっぱいです！
また井岡と田中の試合についても語りたいと思います。

それでは、良いお年を！