営業リーマン格闘技観戦記!

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鬼滅の刃が歴史的ブームとなった理由の考察~我々は王道ストーリーを求めている~

お久しぶりです!
今宮ゆうきです。

鬼滅の刃が社会現象になっています!!
官房長官が会見で鬼滅の刃について触れて実際に映画を見に行くとは…
この反響の大きさは今から10数年前にブームになったONE PIECE(少年ジャンプ)の勢いを完全に越えています。
※因みに私もアニメは全話を観賞し、原作の漫画も全巻購入済み。

さて今回は鬼滅の刃が何故ここまでのブームになったのか私が考えた3つの理由を挙げてみます。

①捻りの無い王道ストーリー!

鬼滅の刃の大まかなストーリーは鬼になった妹を人間に戻す為に主人公の炭治郎が修行をして強くなり仲間と出会い敵を倒す…という王道展開です。

特に捻った複雑や展開や大どんでん返しは、ありません。
ネットでは「鬼滅の刃なんて大した事がない!」という意見も一部にありますが、ストーリー展開が、ありがちな点を一部のマニア層が不満に感じた為にその様な反応があるのだと私は思います。

しかしマニアが不満に感じる「ありがちな展開」こそが人気作品に不可欠な要素です!!
近年爆発的ブームとなった(※累計発行部数1億部以上)「ONE PIECE」も「ナルト」も鬼滅の刃と同様に成長や友情、家族愛を全面に押し出しています。

「マニアがジャンルを潰す」とはよく言ったもので国民的ヒット作品になる為には王道ストーリーにする必要があるのです。

※「デスノート」や「進撃の巨人」は累計発行部数1億部を超えていない…



②テンポよく話が進む。全巻で20巻ちょっと、1万円位で全巻買える。

この理由は地味ですが、鬼滅の刃が国民的ヒット作品になった理由としては大きな理由の1つです!

鬼滅の刃はアニメが話題となり、その後に原作の単行本の売上が大幅に伸びて1億部を超えて更に大きな話題となりました。
アニメ放映時の単行本の巻数は20巻弱です。

もし今、ONE PIECEのアニメが話題になったとしても全巻揃えようとする人は殆どいないでしょう。
ONE PIECEは既刊97巻、全巻購入すると4万円以上。

ONE PIECEとは逆にアニメ放映期間中に既刊巻数が少な過ぎても累計発行部数の伸び幅が小さくなってしまい話題性に欠けていたでしょう。


以上の事から既刊巻数が20巻弱でかつテンポ良く話が進み中だるみも無かった鬼滅の刃は単行本を「大人買い」され易い条件が整っていました。



若い女性を中心にブームが始まり、子供にも流行した。

鬼滅の刃若い女性を中心にブームが始まり、その後に老若男女に流行が広がっていきました。
もし若い男性を中心にブームが始まっていたら、ここまで国民的ブームとは、なっていなかったでしょう。

深夜アニメが売れてテレビで多少話題になってもコメンテーターの反応は「ああ、オタクの話題か…よく分からん…」といった冷やかなものになりがちです。
鬼滅の刃ほど爆発的に流行しても、この傾向が若干ある…

特に男性を中心に流行した場合は、この傾向がより顕著になります。
その点、鬼滅の刃は「少年ジャンプの作品」でかつ「若い女性を中心にヒット」とアニメや漫画に興味の無い層から攻撃されにくい要素が揃っていました。

この事により鬼滅の刃は深夜アニメというアニメに興味の無い層からするとマイナーなジャンルから流行した作品でありながら「メジャー感」があり、非オタク層にも広がっていたと私は考察します。

※何故、若い女性を中心にヒットしたかについては魅力的な男性キャラクターが多かった事が挙げられる。
鬼滅の刃の1番の魅力でかつ他の作品が真似できない点は、ここだと思います。(王道ストーリーをテンポ良く描く事は真似し易い。)


以上3点が私が考えた鬼滅の刃が国民的ヒット作品となった理由です。

これから鬼滅の刃の映画の興業収入がどこまで伸びていくのか目が離せませんね!

それでは今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!!
それでは、また。