営業リーマン格闘技観戦記!

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イチロー引退!~能力パラメーターの偏った選手って魅力を感じますよね!

こんばんは。
今宮ゆうきです。

今回はイチロー引退に際して私が魅力を感じるスポーツ選手のカテゴリーの1つ、能力パラメーターに偏りのある選手について書いていきます。

昨今、スポーツ選手は全ての能力を高いレベルで兼ね備えた5ツールプレイヤーが増えてきています!
(特にNBA(アメリカのプロバスケなど)

野球でいうと柳田、山田等がそうです。
バスケなんかは更に例が多く、かつてはゴール前でのみプレイしていたセンターの選手も今では外から3ポイントシュートを打つ様になりました!(NBAのスタープレイヤー、レブロン・ジェームズはバスケの5つのポジションの内、なんと4つのポジションでプレイできます!)

スポーツのデータ解析の進んだ現代では弱点の無い万能プレイヤーが好まれる様になったのです!
しかし、そんな近現代のスポーツ界にも能力に偏りのあるスタープレイヤーがいます。
代表的な3人とその特徴を書いていきます。


イチロー(野球)

イチローはデータ解析の進んだ現代では異色のプレイヤーでした。

現代では打者に出塁率(ヒット、もしくはフォアボールで塁に出る確率)を上げる事が正義とされています。
しかし、イチローはフォアボールをほとんど選ばずバッドをスイングしない方が良いと言われるボール球にも手を出してヒットにしようとします!

この様なプレイスタイルは監督などから嫌われるリスクもあり、一般的に避けるのが普通です。
しかもフォアボールを選んだ方が攻撃の効率が良くなり成績も上がります。

そんな事はイチローなら分かっているはずですが、振ればヒットにできる球をボールゾーンと言えど見逃すのは彼のプライドが許さないのでしょう。

また彼の圧倒的な能力と成績により、この様なプレイスタイルを45歳まで続けたのは見事!のひと言です。



中村俊輔(サッカー)

足が早く、タックルにも負けない強い肉体を持った選手が増えた近代のサッカー界において中村俊輔は異色の存在でした。

足が遅く、当たりに弱い彼は相手のマークが付いていない状況でしか、その才能を発揮する事ができないのです!
しかも守備力も皆無と欠点が多い選手でした。

しかし、多くの欠点があるにも関わらず中村俊輔は第一線でプレイを続ける事ができました!
それはボールを狙った所に向けて蹴る能力がずば抜けていたからです。

こんな漫画に出てくる様な選手が現代のしかも世界のトップクラスであるチャンピオンズリーグでもプレイしていたとは、正に現実は小説より奇なりと言ったところでしょうか…

特にチャンピオンズリーグクリスチャーノ・ロナウドが所属していたビッグクラブ、マンチェスターユナイテッド中村俊介が2本のフリーキックを決めて下した試合は伝説です!



長谷川穂積(ボクシング)

3階級で世界チャンピオンとなった名ボクサー長谷川穂積のボクシングスタイルは”非効率的”でした…

華奢でハンドスピード(パンチの打つ速さ)が優れていた長谷川穂積は世界チャンピオンに初めてなった時から世界チャンピオンに返り咲いた引退試合まで
ひたすらKO勝利を狙い続けました!

長谷川穂積の能力特性を考えればフットワークを使って遠くから攻撃するボクシング(アウトボクシング)をした方が良い事は明白です。

しかし彼は最後までK.O.を狙い続けました。それもほぼ顔面へのストレート系のパンチでです。
攻撃パターンに偏りのあった長谷川穂積の攻撃は相手からすれば予測するのが簡単だったはずですが、長谷川穂積は圧倒的なハンドスピードでK.O.を量産していきました!

華奢な長谷川が打ち合いをするのはリスクが大きく事実、彼の敗戦はKO負けが多いです。
打たれ弱い長谷川が打ち合いに挑み続けていく様子は非効率でありながら、見る人間の心を打ちました!

勝って世界チャンピオンに返り咲いた引退試合でも対戦相手よりボロボロな状態でありながら打ち合いを挑み続けて相手の一瞬の隙を付いて勝利したのでした…
長谷川らしい引退試合でとても感動しました!!

今回は以上です。
それでは、また。